屋根の断熱性能を高めるには?!

屋根の断熱性能を高めるには?!

屋根の断熱性能を高めるには?

屋根の断熱対策 施工動画

断熱材を分厚くして性能を高めることではありません、
気密性能をこれ以上高めることでもありません。
断熱材と躯体内の間に通気層を設け、断熱材から移動する熱気を流れる空気に
触れさせ、排出することで室内への熱気移動をより一層抑えることが出来ます。
真夏日、Tシャツの袖をパタパタと扇ぐことで身体が涼しくなるように
躯体内を流れる空気に触れさすことで室内を涼しくさせるのです。

躯体内に流れる通気層を設ける、たかがそれだけのこと。
真夏に一番外気の影響を受けるのは屋根面、過密化している大阪地域では壁面に
一日中太陽熱を浴びることはまれですが屋根面だけは太陽は一日中照り付けます。
その対策には断熱材を分厚くしただけでは断熱材の熱許容量が増えるだけで、いずれ
長時間かけて温度の低い方へ熱移動するので解決にはなりません。
室内は真夏に天日で干した布団で寝るような状態になり「最近の気密断熱住宅では
エアコンなしでは暮らせない」所為です。

10月13日に棟上げを終えた豊中のI様邸では画期的な遮熱対策を施工しています。
I様邸の屋根面の断熱工法の特徴は屋根垂木を二重にしたこと。
一般的な工法では屋根垂木は屋根材を支えるためのもので一重で済ませていますがI様邸
では屋根面からの熱気を防ぐためにもう一重、断熱材をサンドイッチ状にかませて垂木を
張り合わせました。

さらに断熱材の上部に施工した二重目の垂木に遮熱アルミシートを咬ませることで
三重の空気層になります。三重目の空気層を作ったアルミ箔シートが遮熱の役割を
果たし屋根瓦面から断熱材への熱移動を90%近く抑えます。
断熱材は残された10%分だけの熱量の室内への熱移動を抑えればいいことになります。
遮熱材と断熱材を二重垂木の間にプラスして三重の通気層を作ることでより効率よく
屋根面からの熱気を抑えることができる家となります。

壁断熱材と屋根断熱材とが気密テープで密着している状況写真

壁断熱材と屋根断熱材とが気密テープで密着している状況写真で右下に半分影になって見える垂木が一段目垂木で断熱材の上に見えるのが2段目の垂木です。

右下に半分影になって見える垂木が一段目垂木で断熱材の上に見えるのが2段目の垂木です。

屋根面からの熱気を防ぐためにもう一重、断熱材をサンドイッチ状にかませて垂木を張り合わせました。

下垂木、断熱材、上垂木、遮熱シート、胴縁画像でその一部と全景画像。

下垂木、断熱材、上垂木、遮熱シート、胴縁画像でその一部と全景画像。

三重目の空気層を作ったアルミ箔シートが遮熱の役割を果たし屋根瓦面から断熱材への熱移動を90%近く抑えます。

野地板を貼った状況写真

野地板を貼った状況写真で全体像も見えます。
下垂木が見えにくいので動画を用意しています。

屋根全景

屋根瓦を葺いた全景

屋根軒先

屋根軒先

屋根軒先通気部

瓦の軒先拡大写真
二重の屋根垂木が見えています。一段目の垂木の上には9mm合板、その上に淡黄色に
見えているのが40mmネオマフォーム断熱材で更に断熱材の上に二段めの垂木が見えます。
二段目垂木の上は12mm合板を張りますが、その間にアルミ箔遮熱シートを咬ませることで三重
の通気層が出来上がります。
やや斜めに写っている5本の桟が内壁通気層を作ります、この上に壁断熱材を張り屋根断熱材
と結合させます。

屋根断熱材と壁断熱材接合部

屋根断熱材と壁断熱材接合部
屋根断熱材と壁断熱材はしっかりと気密テープで貼り合わせます。
断熱材の上に縦桟が2本見えますがこれが外壁側の通気層(2層目)の役割を果たします。

遮熱対策 動画はこちら