夏に暖房する家?

夏に暖房する家?
こんな家ありますか?あるわけ無いですよね。ところが知らないうちにこんな家に住んでいる人が多いのです。
「この家、高気密、高断熱住宅なのに2階が暑くて、まるで蒸し風呂のよう」こんな不満はよく耳にします。
実際に測定するとなるほど真夏の日中なら2階の室内は40℃前後にまで暑くなっています。

高気密、高断熱の家なのにどうしてでしょう。
その原因は窓からの熱射侵入だけではなく屋根裏からの輻射熱侵入も大きな要因です。

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その原因の一つに屋根面からの輻射熱があります。屋根瓦裏面は夏の暑い日なら70℃を軽く超えています。
この熱射を遮るために断熱材があります。弊社の工法では屋根垂木を二重に重ねて屋根面の熱気がダイレクトに断熱材に溜め込まないように工夫をしています。
それでも容量には限界があります。

どんな性能の高い断熱材でも遮熱容量がありこれを超えた熱は温度の低い方へと輻射せざるを得ません。
窓対策とともに屋根面からの日射侵入の対策はこの夏を涼しく過ごすために重要な課題といえます。

①に屋根材を比較検討する。
②に断熱材を比較検討する。
③に屋根裏通気を工夫する

上の3つの項目は屋根面に直射日光が差し込んでからの対策ですね。

上記3つの項目対策の前に、日射が屋根面に熱射する前の対策として
目を付けたのが雨水利用の日射遮熱対策、屋根散水です。

箕面モデルハウスでは以前から窓からの熱射損失対策については屋根材の選定、外張り断熱、二重通気垂木工法と数多く行なってきましたがすべて屋根、外壁面への熱射を受け止めてからの対策です。
今年は屋根面が熱くなってからの対策に加え熱くなる前の対策として屋根散水に取り組みました。
真夏の屋根面温度はその素材が瓦であってもG鋼板であってもその裏面温度には60℃前後を推移ています。
この温度に水を注ぐことで35℃前後も下がることはすでに実証されています。それが雨水利用の屋根散水対策です。

粗雑な実験結果ですが屋根散水の施した場合の室内温度と旧態の室内温度では10℃近い違いがありました。
この差は上記3つの項目施工に遥かに勝る温度です。
箕面モデルハウスでのリビングの室内体感はお客様も実証済みで驚かれていました。

徹底して自然エネルギーに頼ろうとする。エアコンに頼らないようにする。この基本コンセプトに徹底するといろんな工夫が見えてきますね。

この猛暑の中でエアコンなしで過すための対策として雨水を利用した屋根面からの日射遮蔽は環境にもやさしく、ローコストでエコハウスの最たるものだと確信しています。