いい家ってどんな家?

「いい家とは」まずは丈夫で長持ちでしょう。

長期ローンで建てるのですから返済終われば家の寿命も終わり、では困りますね。

次にはそこに住む人が健康で暮らせることですよね。
「新築の家で病気になる」よく耳にする話ですがこれでは困ります。
外気が花粉や粉塵、PM2.5汚染が進む中、外気は選べませんが住まいの中だけは綺麗
な空気で呼吸したいですよね。

3番目にメンテナンス、ランニングコストの少ない家ですね。
今、政府主導の省エネ住宅政策はこれらとはちょっと違うような気がしませんか?
住む人のためではなく、政府政策のための住宅行政、のような気がしてなりません。

ズバリ、「経済活況、企業繁栄の道具としての住宅行政」とは少し言いすぎでしょうか?

例えば省令準耐火住宅、2x4住宅にはとても都合のよい制度ですが、高温多湿の日本で
躯体内部を密閉してしまって結露や湿気の心配要らないのか疑問です。
どんな丈夫な家を建てたとしても躯体内部の結露はその骨組みの鉄を錆びさせ、木を
腐食させて耐久性は劣化してしまうからです。
「躯体内部は結露しない」を前提に躯体内を密閉するのに対し、「躯体内部は結露する」
を前提に躯体内通気する方法とは施工内容は異なります。

ここで誤解を解くために「躯体内通気層」について若干補足説明をします。

躯体内通気層とは躯体の材質が鉄骨、木造、コンクリートであることに関りなく躯体を
流れる空気に触れさせることを目的としています。断熱材内部の通気を言うのではあり
ません。断熱材内部に含んではならない通気、湿気、熱気が施工中に万一含んだとして
もダイレクトに室内に影響を与えない役割を果たすのが躯体内通気層なのです。
(注訳ですが一般住宅の躯体外に設けられる通気層は外壁材の裏面を湿気から守るため
の通気層で、ここで言う躯体内部通気層のことではありません。)
住宅の気密断熱化が進む中、室内の換気には強制機械換気義務化されていますが躯体
内部について規制はありません。

高気密高断熱材でびっしりと包まれ、息の出来なくてしまった骨組みの鉄や材木が長生
きできると思いますか? 高気密高断熱材で包まれながらつねに流れる空気に触れる鉄
や材木の方がずっと長生きできるとは思いませんか。人間血液が流れて健康であるよう
に建物も流れる空気に触れさすことで健康であると考えます。
世界最古の木造建築、法隆寺五重の塔は今も芯柱は流れる空気に触れて健康なのです。
壁内結露の発生は建物とそこに住む人の健康に大きく関わってきます。