断熱材は蓄熱材!

開口部(窓など)対策は後からでもできますが太陽熱の断熱材への輻射は家を建てて
しまってからでは手遅れで、家を建てる計画の段階での対策が必要です。

断熱材は見方を変えると蓄熱材と云っても差支えないぐらいに太陽熱をため込み、
いずれ温度の低い方へと移動させます。

夜になって外気は涼しいのに室内は蒸し暑い、この現象の所以です。

この対策にはまず

①断熱材に太陽熱をため込まさせないこと。
②ため込んでしまった熱は室内へ輻射させないこと。

この2項目の対策は建物の構造の骨幹で家を建てる計画段階で講じれば建物全体の熱
損失は大幅に解決します。

言い換えれば、エコ住宅、自然エネルギーの家を求めるならこの2項目の解決が必修
の前提条件と云えます。

箕面に所在する弊社モデルハウスは築9年を過ぎていますがエアコンはありません。

その理由はGEOパワーのせいだけではありません、建物の仕組と位置条件によります。
モデルハウスは北向きの傾斜地に建っていて北西東の三方の壁の斜面が土に触れていて
太陽熱の影響は受けにくいですが土から露出している壁と南側の壁は共に太陽熱輻射の
影響を受けています。この外壁には外張り断熱を囲んで二重の通気層を設け、窓にはイン
ナーサッシ、よしず、断熱材、ゴーヤ植栽などの徹底した窓の遮熱対策を取っています。

真夏の太陽からの輻射熱が外壁と窓から侵入するのを抑える適切な対策を取ったことで
GEOパワーシステムが効率良く作動していると言えます。

一般の住宅にも同じことが言えます。外壁と屋根、開口部からの太陽熱輻射への対策が
何より先決で必要です。

繰り返しますが開口部からの太陽熱輻射対策は後からでもできますが外壁と屋根からの
太陽熱輻射対策は建ててしまってからでは手遅れです。

国規模で自然エネルギー回帰、エコハウスが喧伝されている昨今、省エネ機器を住宅に
取り入れる前に、その器を自然エネルギーが逃げないようにしっかりさせて置くこ
とが先決と云えます。

断熱材に太陽熱を溜めこませなくする方法とは?
断熱材に蓄熱してしまった熱を室内に移動させない方法とは?