気密断熱住宅で冷房病?

省エネ・エコの掛け声ともにこの大阪Ⅳ地域でも次世代省エネ仕様、高気密高断熱住宅
を建てることが当たり前のようになっています。

大阪で「北海道並の断熱住宅を建てたい」と真剣に考えている方もいらっしゃいますが
弊社では建てようとする地域の気候風土に合った家を建てるべきと考えています。

ここでは高気密高断熱住宅のメリット、デメリットを考えて見ましょう。

冬場は小さな熱エネルギーで家中暖かくなりメリットはありますが夏場はどうでしょう。

日中の34℃前後の外気熱は断熱材に長時間溜め込まれて気密された住宅の中へ除々に輻射
しはじめます。家の中はサウナ状態の熱帯夜。そこでエアコンの登場です。

気密断熱住宅ですからエアコンは抜群に効果を発揮します。寒くなったら暖房、暑くなったら
冷房、ここで年中エアコン依存の生活スタイルの完成です。

エコ・エアコンはコンピューターによる温度管理をしてくれます。家はまるで精密機器を保管
する倉庫のようになってしまっています。その中で生活する人間は健康的でしょうか?

冬、身体の芯まで冷え込んだ身体の表面にエアコンは暖風を吹きつけます。

夏、身体の芯からサウナ状態にほてった身体に冷風が吹き付けられます。その場では涼しく感
じますが身体の芯が暑いのに身体の表面が寒いという感覚になり、

冬は身体の芯から寒いのに表面だけ暖という、相反する感覚が何回も起こると自律神経が
混乱して体温調整が出来なくなることにもなりかねません。

特に幼児の場合、幼児の汗腺の発育は3才までに決まると言われています。

エアコンづけの「快適空間」で汗をかかなくなった幼児が汗腺発育障害と体温調整機能の低下
で冬、風邪を引きやすく夏、熱中症で倒れるというケースはめずらしくなくなっています。

政府、ハウスメーカーがこぞって推奨する高気密高断熱住宅はその言葉通り気密断熱材で
住宅を包み込みエアコンの効率を高めて省エネを図ろうとするもの。

一方弊社の高気密高断熱住宅は地熱・太陽熱の輻射熱をより効率よく利用することでエアコン
にできるだけ頼らない生活スタイルにして住む人の健康と建物の耐久性も高めようとするもの
で同じ気密断熱住宅ですがその目的がはっきりと違います。