会社紹介

総括責任者 清水 武

日本人の暮らしの知恵を現代建築に生かして44年、地元の皆様とともに歓びを分かち合えてきたこと、社員、職方一同大変嬉しく感謝しております。

ところで皆様、住宅建築は大変なこと。たくさんのお金がかかるとお考えになってはいないでしょうか。事実、日本の住宅建築価額はアメリカの2.4倍程していると云われています。経済企画庁が出した「国民生活白書」は両国の物価水準を比べています。それによると住宅建築が2.2倍~2.5倍にもなっているのです。

では日本の住宅はなぜ高いのでしょうか。結論を先に申し上げますと、過去私共含めた地場工務店の旧態依然とした経営・生産・物流・品質監理体制が生産コスト高につながり、その隙間に入り込んだハウスメーカーの台頭にあります。云いかえれば日本の住宅価格高の責任はハウスメーカーの参入を許した私共地場工務店にあるのです。

初めて家を建てる人は大手住宅メーカーに頼む人が多いようです。なんといっても名前が通っているし技術も高いと考えるでしょう。いわば安心感を買うわけです。たしかにTVでも新聞でもコマーシャルや全面広告を目にします。豪華なモデルルームもたくさんあります。優秀な営業マンもたくさんかかえています。しかしそれは、広告・宣伝費や人件費に多額の資金を投入していることを意味しています。各住宅メーカーの広告宣伝費や人件費を含む販売管理費の比率は非常に高く1000億円を超えるメーカーもあり平均でも売上高の20%です。さらに契約した住宅一軒当たり約200万もの営業経費、56万もの住宅展示場に関する費用がかかっているのです。こうした経費が住宅価格に跳ね返ってくるのは云うまでもありません。

皆様は大手ハウスメーカーのやり方が一般的だと思っているかもしれません。でもそれは間違いです。アメリカではモデルハウスがないのは当たり前ですし営業マンが飛び込みで営業するような習慣はありません。日本にあるような年間1万戸以上も建てるメーカー(積水ハウスは6万戸)は世界中ありません。

本来、住宅というものは地域の気候、風土や住み方の伝統に密着したものでした。ところが今、日本のハウスメーカーは福岡や東京で開発された住宅という同一商品をそれぞれの地域の風土、環境に関係無く全国一律に流している、ただそれだけです。それでは地域性を考えた家造りとはいえません。そのために膨大な広告、宣伝費をかけてイメージで補っているといっても過言ではないでしょう。

有限会社しみず工務店の営業エリアは兵庫南部、大阪地域のごく一部で地域性を活かした家造りをしています。つまり地域の気候や習慣に精通し、近隣の職人とネットワークを持ち、地域の発展の中に自ら家造りを位置づけています。ですから大手のようにすべてを下請け任せにはしません。顔の見える関係のなかで施主様と意見を交換しながら納得ずくで家を造っています。

かといって零細工務店のように旧態依然の姿では有りません。お客様の要望をとり入れつつより良い住まいに変えていく提案能力を持っています。良質で安い材料や合理的な工法の工夫をしています。いわば適度な商品戦略と、家造りのこだわりの両方を合わせ持っているといってよいでしょう。

今、国土交通省では国民の最も関心の高い安心と安全・保証の義務化・保険等の表示義務化・瑕疵担保履行責任の法制化等により大工・工務店の近代化を促進しようとしています。

さらには地球環境、廃棄物問題が深刻化する中で「造っては壊す」フロー型社会から「いいものを造ってホローする」ストック重視の住宅政策への転換をすべく「200年住宅素案」を2009年2月に「長期優良住宅法案」として修正可決しました。

この200年住宅「長期優良住宅」を探求すると日本特異の気候風土の中で生まれた日本古来の建築手法に行きつきます。
日本の有名な社寺を守ってきたのは竹中や大林組ではありません。無論ハウスメーカーは論外です。それぞれの地域の匠が日本の木を使い日本古来の建築手法で守ってきたのです。
長期優良住宅の実現には日本の木と日本の気候風土を熟知した匠の技が求められる由縁です。

国が地場工務店の後ろ盾となる今こそ「日本の木で日本の技で日本の家を建てる」・エネルギーの消耗型から循環型への変換を実現することのできる地域工務店のチャンスだと考えています。

しみず工務店は地域工務店として「長期優良住宅」の模索、地球温暖化の原因であるCO2を削減するために先人の知恵に学びながら先端技術と自然との共生を根本的なところからさらに考え直す努力を日々行っています。

有限会社 しみず工務店
総括責任者 清水 武