壁内換気、しなくていいの??

住宅の気密化に伴い住宅の室内換気が法律で決められたのは皆さんご承知のはず。 平成15年7月に24時間強制換気設備の設置が義務付けられて7年を経過しました。 換気を十分に行わないと、シックハウスや建物の寿命が縮むというわけです。 「新築を建てたら寿命が縮む」? おかしな世の中になってしまいましたね。 2010年11月21日

住宅の気密化に伴い住宅の室内換気が法律で決められたのは皆さんご承知のはず。
平成15年7月に24時間強制換気設備の設置が義務付けられて7年を経過しました。
換気を十分に行わないと、シックハウスや建物の寿命が縮むというわけです。

「新築を建てたら寿命が縮む」? おかしな世の中になってしまいましたね。
でもこの規制は室内だけのもの、壁内の空間についての規制はありません。

「壁内ではシックハウスの原因である化学物質拡散や湿気は起こらない」を前提にしているからです。建築現場は屋外です。雨も降れば、湿気の多い日もあります。建築現場で作業中に断熱材に含まれた湿気は何処へ行くのでしょう。壁内結露の原因にはなりませんか? 壁内とは外気と室内を区切る仕切りの壁のことで、外気温の差の影響を最も大きく受ける場所といえます。作業するのは職人さん、机上の計算では計ることのできない程の微妙な工事のバラツキも考えられます。
高気密、高断熱住宅では気密性が高いだけに小さな隙間でも開いていれば空気は高い方から低い方へと勢いよく移動します。気密断熱性が高い壁内ほど湿気や結露発生の危険性が高くなることは実証済です。

弊社はこの壁内空間が建物とそこに住む人の健康のキーポイントとみています。

室内の空気の汚れは窓を開けることで防げますし、室内に発生する湿気や窓ガラスに付く結露水はふき取ることが出来ますが壁内の空気の汚れ、湿気はふき取ったり吸い取ったり出来ません。ではどのようにして取り除くのか、高気密、高断熱材で建物をしっかり包みながら、24時間、壁内を流れる空気に触れさせることで壁内湿気や熱気、有害化学物質を取り除くのです。この方法を機械で行うのをアクテイブ・自然の摂理で行うのをパッシブと呼んでいましたが前述した24時間機械換気の義務付けにより残念ながら全くのパッシブで行うことが出来ません。少しは機械に頼りながら出来るだけパッシブに太陽と地熱の恵みを頂きながら建物とそこに住む人の健康を考えた仕組みの家づくりをしているのです。

省エネとかエコとかの言葉は近年になって喧伝されたもの。弊社の取り組んできた自然エネルギー利用のシステムでは省エネやエコはごく当たり前に付随していて40数年前から取込んでおり決して目新しいことでありません。

2010年11月21日