高気密高断熱住宅の結露対策

昨年の暮れ「北海度並の断熱住宅を建てたい」というお客様が弊社モデルハウスを訪れました。
私はそのお客様に北海道並の断熱住宅を建てるなら北海道並の生活スタイルが必要であることを説明しました。
近年、長期優良住宅の優遇処置が導入されて近畿圏Ⅳ地域でも高気密高断熱住宅が持て囃されています。
弊社も流れに押されて推し進めていますが全国一律画一的この制度導入には疑念を抱いています。2011年01月06日

昨年の暮れ「北海度並の断熱住宅を建てたい」というお客様が弊社モデルハウスを訪れました。

私はそのお客様に北海道並の断熱住宅を建てるなら北海道並の生活スタイルが必要であることを説明しました。
近年、長期優良住宅の優遇処置が導入されて近畿圏Ⅳ地域でも高気密高断熱住宅が持て囃されています。
弊社も流れに押されて推し進めていますが全国一律画一的この制度導入には疑念を抱いています。

その理由は生活スタイルの変換が伴っていないとむしろ使い方によっては有害にも成りかねないからです。
厳冬期-10℃前後の北海道では一棟全室暖房が当たり前です。
ではⅣ地域の近畿圏ではどうでしょう。

高気密高断熱仕様にして全室暖房は理想ですが実際には一棟全室暖房している家はほとんど見かけません。
全室暖房するほど寒くないこととランニングコスト面から局部暖房をしている家がほとんどなのです。高気密断熱住宅では全室暖房が前提です。局部暖房は室内ごとの温度差を引き起こし、室内結露を発生させ建物とそこに住む人の健康障害を引き起こす危険が潜んでいるからです。
室内結露の対策には「室内の温度差をなくすこと」に尽きます。押入れから洗面所、トイレに至るまでの室温の均一化を図ることが気密断熱性能を競う以前の重要な大前提と考えます。

全国一律、画一的に規制するのではなくそれぞれの地域の気候風土にマッチしたきめ細かい規制の導入が必要だと思っています。

2011年01月06日

家づくりで損をするな!

気密断熱住宅の時代になってシックハウスや建物の結露が多発したことはきのうのブログで紹介しました。
そこで平成15年に「室内換気が必要」と国が24時間強制換気を義務付ました。今度は長期優良住宅で国の補助金を受ける為に防蟻処理が義務付けられたのです。「防蟻処理をしないと家が腐る」がその理由だそうです。2010年11月24日

気密断熱住宅の時代になってシックハウスや建物の結露が多発したことはきのうのブログで紹介しました。
そこで平成15年に「室内換気が必要」と国が24時間強制換気を義務付ました。今度は長期優良住宅で国の補助金を受ける為に防蟻処理が義務付けられたのです。「防蟻処理をしないと家が腐る」がその理由だそうです。
5年保証の防蟻処理? ということは5年間農薬の効力を発揮し続ける中で暮らすことになります。5年過ぎると又5年保証で防蟻屋さんが散布する。この構図が出来上がり、一生涯農薬の撒き散らした家に暮らすことになるのです。

 家の寿命と人の寿命、あなたはどちらを選びますか?

この質問は極端過ぎるかも知れませんが現実に長期優良住宅を建てるためにはこんな人命に関わる選択を迫られるのです。どこかで入口を間違ってしまった日本の家づくりは歯止めがかかりません。ますます間違った方向えとエスカレートして行きます。
一生の大半を過ごす住まいから家族が明日へのエネルギーを頂くか、失うのかはお父さんお母さんが選択しなければなりません。場当たり的な行政の法律で大切な子供の健やかな成長を妨げられないようにしたいものです。

けさ6時に自宅を出発して箕面モデルハウスで小さな畑を作り玉ねぎの苗を植えました。しっかり成長するか楽しみです。余談ですが自転車で行ったんですよ(。・ω・)ノ゙

2010年11月24日

気密断熱住宅は本当に身体にいいのか?

今、省エネ、エコが喧伝されています。エコポイントや補助金も貰えることで車やTV、エアコンが飛ぶように売れ、それらに携わった生産、販売、廃棄等の関連企業は活気づいています。住宅についても省エネ、エコ住宅は活気づいていますがこの制度の目的は住む人の健康は二の次で経済の活況が主体のように思うのは僕だけでしょうか。2010年11月17日

今、省エネ、エコが喧伝されています。エコポイントや補助金も貰えることで車やTV、エアコンが飛ぶように売れ、それらに携わった生産、販売、廃棄等の関連企業は活気づいています。住宅についても省エネ、エコ住宅は活気づいていますがこの制度の目的は住む人の健康は二の次で経済の活況が主体のように思うのは僕だけでしょうか。住む人の健康と建物の健康を二の次にし、経済活況を優先したような現在の省エネ住宅に疑問をもって見つめる時期に来ているように思いませんか。

最近、夏涼しく冬暖かい快適な家・という言葉をよく耳にしますがその内容を調べてみると建物を気密断熱材ですっぽりと囲み自然界と遮断して機械設備(エアコン等)の効率を高めることを前提としているケースがほとんどです。
精密機械や野菜ならともかく、生身の人間にはこの空気環境は如何なものでしょう。最近の子供が運動会で熱中症になり倒れるケースが多い原因の一つにこの「快適」空気環境が指摘されています。そこに住む人の健康を考えるならできるだけエアコンに頼らない建築手法を取りたいものです。
弊社も高気密高断熱手法で次世代住宅を建築しています。ところが他社との大きな違いは自然界を遮断するためではなく、より効率的に自然界の恵みを建物内に取り込みやすくするための高気密高断熱手法なのです。
例えばストローでジュースを飲もうとします。そのストローに穴が開いていたとしたらジュースはスムーズには飲めませんね、この理屈です。

冬の陽だまりを建物内に取り込みたい、地熱を効率よく建物内に取り込みたい、そのために気密断熱が必要なのです。

ここで問題です。それは壁体内結露の問題です。Ⅳ地域での次世代住宅では隙間相当面積をC値5㎡/㎡以下と定めています。
ではC値5㎡/㎡の隙間から入った湿気はどこへ行くのでしょう。閉され逃げ場を失った湿気は壁内結露の危険が潜んでいます。壁体内結露は現象が発生して気が付くのがほとんどで、高気密高断熱住宅の普及とともにこの問題は大きくクローズアップされています。
高気密高断熱で建物をすっぽり包むほどに隙間面積数値に比例して壁体内結露発生のリスクは高まります。
弊社は「壁体内結露は発生する」を前提にして次世代省エネ住宅に取り組んでいます。C値0,5から1,5の自主目標を立て、さらに床下空間、壁内空間、小屋裏空間を連通させてこの躯体内空間の中を暖かい空気は上昇する。冷気は下降するという自然の摂理を利用して壁内湿気を流れる空気に触れさせて屋外へ排出するとともに夏は照りつける太陽熱が外壁を通して室内に貫流する前に壁内空間で上昇する空気とともに屋外へ排出。

冬は床下の地熱を壁内空間へ上昇させて室内への冷気の侵入を防ぎ、躯体内の結露を防ぐことで建物の健康とそこに住む人の健康を守るという優れた働きをパッシブに行うのがヘルシーハウス「さわやか」であり、アクテイブに行うのがソーラーサーキットとGEOパワーシステムと弊社では位置づけています。

2010年11月17日